研究Front Line

最先端の臨床研究

人工知能を用いた大腸内視鏡検査の
病変検出支援システム

石山 美咲/三澤 将史

EndoBRAINシリーズの第二弾であるEndoBRAIN-EYEは、リアルタイムに内視鏡画像をAIによって解析し、病変を認識すると警告音と色で術者に注意を促すシステムです。工藤進英教授の指導のもと、三澤将史講師と森悠一講師が中心となり、多くの先生方にご尽力賜り開発を進めてきたものです。医用画像解析の国際的第一人者である名古屋大学情報学部の森建策教授にAIのアルゴリズム開発をご担当いただいております。AMEDの支援のもと、がん研究センター中央病院、静岡県立がんセンター、東京医科歯科大学、がん研有明病院(順不同)の先生方にご協力いただき、多施設研究を行いました。その結果、2020年1月にPMDAより薬機法承認を取得することができました。現在改良を進め、工藤進英教授が発見した「幻の癌」ともいわれる陥凹型早期大腸癌の自動検出率の向上を目指しております。

今後は論文作成に向け、粛々と準備を進めてまいります。このような機会をいただきましたことをこの場をお借りしまして、医局の先生方およびご支援いただいている方々に厚く御礼申し上げます。

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