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臨床研究内容

Endocyto観察による潰瘍性大腸炎の臨床的再燃予測の検討

潰瘍性大腸炎の診療において、内視鏡的粘膜治癒は重要な治療目標である。近年、内視鏡的完全寛解としてMayo内視鏡スコア(MES)0を目指すべきとの意見が高まっている。一方で、MES0でも再燃する症例をしばしば経験し、MES0症例の再燃リスク因子として生検組織の”杯細胞の減少”が報告されている。
我々は520倍率である超拡大内視鏡Endocyto(EC)で観察し得る杯細胞に着目し、”EC-goblet”と呼称している。これまでの検討でEC-goblet数は生検組織の杯細胞の数と正の相関性をみとめた。
そこで現在、MES0の臨床的再燃例と非再燃例でのEC-goblet数の相違を比較することで、EC-goblet観察がMES0症例の再燃予測に寄与するかどうかを検討するため、症例の蓄積と長期経過観察を行っている。

(瀧島 和美/前田 康晴)