MY DIARY
OF THE TRAINING DAYS

高階 祐輝Yuki Takashina

平成28年3月 昭和大学医学部卒業
平成28年4月 昭和大学横浜市北部病院にて初期臨床研修
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平成30年4月昭和大学横浜市北部病院
消化器センター入局

昭和大学横浜市北部病院で初期臨床研修を行い、
初めて回った科が消化器センター内科でした。
内視鏡の件数や仕事に対する情熱、臨床を行いながら研究も行う諸先輩方に
感銘を受け入局を決意しました。

新入局員歓迎会での挨拶

入局後の業務内容について

業務は大きく分けて内視鏡検査、入院業務、外来業務、当直があります。
■内視鏡検査
  • 上部消化管内視鏡検査について
    3年目4月から3か月間は上級医とペアになり行います。7月から独り立ちしますが、不安な症例があれば上級医をすぐに呼ぶことができる環境が整っています。また9月からは外勤でも検査ができるようになります。
  • 下部消化管内視鏡検査について
    3年目4月3週目から検査を一人で行います。挿入に15分以上かかると上級医に交代になります。見学と実践を繰り返しながら軸保持短縮法を学んでいきます。
  • 各種内視鏡治療(EMR、ESD、ERCPなど)について
    介助を行いながら見学し、手技を学ぶことができ比較的早い段階から治療に参加できます。私の場合は入局後1年間で約1500例程度の上部消化管内視鏡検査と約400例程度の下部消化管内視鏡検査を経験することができました。
■入院業務
2班に分かれて10人前後のチームで行います。救急や外来から入院の必要な患者が割り当てられ患者を受け持ちます。常に上級医がいる環境のため、適宜相談しながら業務を行うことができます。
■外来業務
4月から工藤教授の外来シュライバーを行いながら外来の基本的な業務を学びます。また3年目の後半からは消化器内科の初診外来を経験するようになります。この時も上級医が必ずつくため、相談しながら診療できる体制が整っています。
■当直・オンコール
月に数回救急当直や内科系当直があります。どちらも明け休みが導入されています。
また夜間、休日オンコールは当番制であり、回診当番なども決まっているため決められた休みをしっかりとることができます。

学会発表や論文執筆について

3年目 9月 第28回大腸Ⅱc研究会 口演 SM高度浸潤をきたした8mm大の0-Ⅱa+Ⅱc型病変
10月 第36回日本大腸検査学会総会 教授お付き
10月 UEGW2018(ウィーン) 教授お付き
11月 JDDW2018(神戸) 教授お付き
4年目 1月 第90回大腸癌研究会 口演 直腸T1癌の治療戦略~内視鏡治療か外科手術か~
11月 第32回東北早期大腸癌研究会 口演 SM高度浸潤をきたした15mm大の0-Ⅱa+Ⅱc型病変
11月 JDDW2019(神戸) デジタルポスター 小型大腸T1癌の臨床病理学的特徴
2月 第208回日本消化器病学会東北支部例会 口演 同時性多発大腸がんを合併したBowen病の1例
5年目 5月 DDW2020(シカゴ) Poster Clinicopathological factor of small T1 colorectal cancer
3月 横浜ライブ 教授お付き
6年目 5月 第101回日本消化器内視鏡学会総会 口演 10mm未満の大腸T1癌の臨床病理学的特徴

5年目はコロナの影響でほとんど学会参加や発表はありませんでしたが、数多くの学会で発表させていただきました。これらの発表をもとに現在論文を作成しています。

欧州消化器病週間(UEGW@ウィーン)の超拡大内視鏡展示ブースにて
UEGW2018にて、先生方と

新専門医制度について

私の学年から新専門医制度が始まり、他の内科の症例経験も必要になりました。北部病院での研修が全て消化器内科だったとしても、1年以上経験が必要な学外研修で他の内科症例を集めることも可能であり、研修医の時の症例と合わせれば症例不足にはならないと思います。症例登録や病歴要約の作成は大変ですが、指導医がしっかりみてくださるので終えることができました。また学会発表や論文に関してもやる気があればどんどん行える環境であるため、新内科専門医研修修了に必要なもので困ることはほぼない医局だと思います。
早い時期から安全な環境で医師として必要な基礎から高度な内視鏡技術まで学ぶことができます。

軽井沢セミナーにて
大腸癌研究会後に工藤教授を囲んで

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