MY DIARY
OF THE TRAINING DAYS

瀧島和美Kazumi Takishima

平成28年(2016年)金沢医科大学医学部卒業
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学生時代から消化器内視鏡に興味があり
昭和大学横浜市北部病院で2年間の初期研修修了後、
昭和大学横浜市北部病院消化器センターへ入局。

新入局員歓迎会での挨拶

業務内容

■病棟業務
内科は2班で構成され、各班20-30人の患者数。それぞれの担当患者は3-5人程度。消化性潰瘍や急性腸炎、単純性イレウス、消化器癌の化学療法、総胆管結石、急性膵炎、急性肝炎など、さまざまな疾患を経験できます。
■検査業務
午前:上部消化管内視鏡検査、腹部超音波検査など
午後:下部消化管内視鏡検査、ERCP、ESDなど
入局初年度は上級医からのマンツーマン指導で上部消化管内視鏡検査や腹部超音波検査をおこないます。
下部消化管内視鏡検査に関しては、初年度開始2週間はしっかりと上級医の検査を見学し、3週間目からは実際に検査をおこないます。難渋する場合は上級医へ交代し、その都度どのように改善できるかフィードバックを受けることができます。ERCPなどの処置検査はまずは検査補助をおこない、入局3-4年目から習熟度に合わせて術者として検査をおこないます。
いずれも上級医から常にフィードバックをもらえる環境であり、自分の上達を実感することができます。
  • モデルを使った研修風景
■当直業務
内科病棟当直、救急当直など、月に1-2回程度ずつあります。また、オンコール業務での夜間緊急処置目的の内視鏡検査では、専門医を取得した上級医の立ち会いのもと処置をおこないます。
■内科・外科合同カンファレンス
火曜日朝 術前・術後症例や興味深い内視鏡症例のカンファレンスや学会の予演会等をおこないます。内科・外科の密な連携が当センターの特徴です。
■学会発表
入局1年目では毎年春DDW(アメリカ)/秋UEGW(ヨーロッパ)の学会が開催され、工藤教授や上級医とともに参加します。右も左もわからない状態での経験は、今後のモチベーションアップにつながります。国内学会でも、工藤教授や上級医とともに参加し、症例発表や研究発表などの機会をいただくことができます。
欧州消化器病週間(UEGW@バルセロナ)にて
国内学会(京都)にて

新内科専門医制度に関して

軽井沢セミナーにて

2018年度後期研修から開始した新内科専門医制度では、3年間の内科研修と最低12か月の地域医療、病歴要約29症例、症例登録160例以上、その他学術活動(学会発表や論文作成など合計2つ)が必要となります。
当センターでの経験症例は、消化器疾患に関しては全く心配いりません。他科症例に関しては、入局2~3年目で最低12か月の出向施設で一般内科の症例を収集できます。出向施設にも当センターの上級医から指導してもらえる体制なので、内視鏡検査から離れることなく手技を磨き続けることができるのが当センターの魅力です。
学術活動に関しては、当センターでは診療以外にも研究にも力をいれており、学会発表の機会はたくさんあるので心配いりません。
筆者は新内科専門医制度1期生ですが、無事に内科専門医試験を受験し、合格を勝ち取ることができました。
内科系は制度の改変もあり志望者数が減少していますが、特に消化器内科は患者数も多く、今後もニーズは減りません。とくに消化器内科は臓器が多く、ジャンルも幅広い内科のひとつです。その中でもなにかひとつ得意分野を身に付けたいなら、当センターで消化器内視鏡を学ぶのが最速です。豊富な症例と最新の内視鏡機器、優秀な指導医の先生方と十人十色な楽しい医局員たちがあなたを待っています。少しでもご興味・ご関心があれば、ぜひ一度見学に来てください!

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